エアコンを点けたら、何だか匂う・・・
何の匂い?
夜眠る時、特に気になる・・・
冬、暖房で使い始めると、暖かい空気に混じって、変な匂いも・・・
エアコンの匂いの元は・・・
これは、エアコンの吹き出し口から覗いた、ファンの様子。
見ているだけでも、匂って来そうじゃないですか?
これは、ご家族に喫煙者がいる時にありがちな汚れ。
ファンにタバコのヤニがついて、べたべたになり、その上にホコリが付着してしまったものです。
エアコンを分解する為に、エアコンのカバーを開けたら、ヤニの匂いがしました。
エアコンの匂いの元としては、ヤニの他に「ホコリ臭い」匂い。
あとは、「カビ」。
カビのにおいがしたら・・・
エアコンのカバーを外すと、熱交換器(アルミフィン)と、ファンの間に、「ドレンパン」という、熱交換器から出る結露を受ける、雨どいのようなものがついています。
上の写真で、真ん中よりやや下、吹き出し口の上に、横にグレーのスポンジが貼ってあります。
その部分が、ドレンパンです。
判りやすい画像が無くて、申し訳ないのですが、下の写真で、真ん中に横たわる、カビまみれのパーツがそうです。上側が風向ルーバーで、下側がアルミフィンの下部に当たる、水を受ける部分になります。
ホント、判りにくくて申し訳ないです(汗)
カビの匂いがする時、ここに溜まった水にカビが発生している事が多く、ここはスポンジやスチロールが貼ってあったりして、カビが出やすい部分でもあります。
一番良いのは、ドレンパンを外して、洗う事。
でも、年数の経ったエアコンで、プラスチック部分が劣化していたり、ドレンパンとドレンホースのつなぎ目のゴムが癒着して外せなくなっているなど、外す事で、破損してしまう事も考えると、簡単には外せません。
そんな場合、洗剤を塗布して、可能な限り“つけたまま洗う”事になります。
それでも、アルミフィンの洗浄で流れる洗剤や、水でかなり落とす事も出来ますので、匂いは軽減出来ます。
その他のエアコンの匂い
キッチンからやってくる匂い
ホコリ、ヤニ、カビなどの他、エアコンの設置場所によっても、匂いがついてしまう事があります。
最近は、キッチンがリビングに向かって設置されている、オープンキッチンだったり、カウンターキッチンだったりが多いのですが、その場合、お料理に使う、調味料やハーブの匂いが、エアコン内部に付着、と言う事も多いです。
エアコンクリーニングをしても匂いが残っており、再度伺って確認すると、スパイスの匂いだった、という事があります。
普段、スパイスをふんだんに使ったお料理がお得意、との事で、「スパイスの匂いならいいかっ」との事でした。^^
調理をする時に、レンジフードを回し忘れている方も多く、そうすると、油や匂いの含まれた蒸気が、エアコンの吸気力に引っ張られて、リビングの方へ流れてしまうのです。
お料理をする時は、レンジフードを忘れずに使う様にしてください。
エアコンは室内の空気を循環しているものですから、お化粧品、ヘアスプレー、芳香剤など、室内に様々な匂いの元がありますが、それらが年数が経つうち、エアコン本体に沁み付いてしまう、という事もあるのです。
外からやってくる匂い
エアコン室内機本体から、結露を排出する為に、ドレンホースというものが、室外機のそばに伸びているのですが、時々、このホースの先端の周りに、ゴミが溜まり、水が溜まり、ドロドロになっていて、その泥の匂いが、ホースを伝って室内に逆流している事もあります。
ホースの先端が土に埋まっている場合も、土の湿った匂いが逆流しますが、その場合は匂いよりも、排水が逆流して、エアコンから水漏れするという、もっと怖い事態も引き起こしますので、要注意です。
あと、外から来る匂いとしては、ご近所のお店の揚げ物油の匂いとか、工場から出る匂い、などがあります。ただ、これはもう、どうしようもないですよね・・・
フィルターのお手入れをマメにして、室内の換気も良くして、あまり室内にその匂いが溜まる事の無いようにするしか、ないかもしれません。
エアコンクリーニングでも、匂いは取れない!?
匂うので、エアコンクリーニングをとご依頼をいただく事がありますが、申し訳ないですが、確実に匂いも取れます、とは、お約束出来ないのです。
スパイスや、室内の匂いがエアコン内部に沁み込んでいる場合、クリーニングでは洗う事の出来ない、エアコン基盤や、配線などにも、匂いがついています。
どんなに分解しても、100%洗えないのです。
エアーで基盤のホコリを飛ばすなど、出来る限りの事をやって、匂いを少しでも少なくする事は出来ますが、残ってしまう匂いはあります。
それでも!
最初のファンが、ここまで綺麗になります。
少しピンボケで申し訳ないですが、これなら匂い無さそうですよね?
匂いの原因は、やはり汚れ。
汚れを取り除く事で、不快な匂いは少し軽減されます。