最近、ハウスクリーニングの広告を見かけること多いですね!
特に、夏はエアコンクリーニングの繁忙期なので、TV-CMも多くなっています。

私自身、この仕事を始めるまでに、ハウスクリーニング業者を依頼した事もなく、どんな事をするのかも知らず、漠然と「掃除を代わりにやってくれる人」と思っていただけでした。
ハウスクリーニングって、一体どんなことをしてくれるのでしょうか?


ハウスクリーニングの仕事

ハウスクリーニングとは、掃除を専門とする業者が家に来て、お客様に代って、普段なかなか掃除しにくいところ、手の届きにくいところをきれいにしてくれるサービスのことです。
お風呂、キッチン、トイレなどの水回りが中心ですが、床を洗って、ワックスをかけたり、窓を洗って、ベランダも洗ったり、門扉をお掃除したり、広範囲でなければ、外壁を洗ったりもします。
要するに、おうちの内外の汚れを落として、綺麗にします。

清掃箇所にあった洗剤や、道具、スキルを使って、綺麗にしていきますので、ご家庭の主婦の方が、日常的にやるお掃除とは違うし、もっと徹底していると思います。

ハウスキーピング(家事代行)の仕事

良く似た仕事に、ハウスキーピングがありますけど、これは、徹底的に汚れを落とす事を目的としているのでは無く、汚れの無い状態をキープする事を目的としています。

ハウスクリーニングの掃除が、深いとしたら、ハウスキーピングは“広く浅い”かもしれません。

そして、「家事代行」となると、買い物、料理、洗濯、庭木の簡単な手入れ、ベッドメイキング、ゴミ出しなど、主婦の方がなさる家事を、代って行います。
最近は、「カジタク」さんや「ベアーズ」さんがTVで紹介される事が多いですね。

ハウスキーピング、家事代行のお掃除の場合、お客様のお宅にある掃除用具や洗剤を使い、短時間に広範囲を対象にしていますので、「汚れを徹底的に落とす」事は、難しいです。
お掃除関連の特集のTV番組は、日頃から良く見ますが、「あ~あそこの水垢、もう少し落とせるのになぁ」なんて思う事もあります。^^
でも、掃除の目的が元々違いますから、それは無理な事ですね。
反対に、私達がハウスキーピングの仕事を任せていただくと、往々にして「遣り過ぎ」ます(笑)

 

ハウスクリーニングの目的

ハウスクリーニングは、家の内外を綺麗にする事なんですが、それは、家のチェックにもなります。
日常的なお掃除と違って、対象箇所をじっくり観察しますので、壊れた箇所、不具合などに気づく事が多いです。
それは、家の早期メンテナンスにも繋がります。

多くの方が、高額のローンを組んで、住宅を購入されると思うのですが、住んでいれば、汚れます。
汚れを放置していれば、その場所は少しずつ痛んで行きます。
キッチンのレンジフード、手前にあるフィルターを外した事がなく、換気扇の形も知らないまま、6年住んでいる方がいました。
何となく、煙の排気が悪いみたいなのでと、クリーニングを依頼されましたが、分解している時に「あーこんな風になってるんだぁ!」とおっしゃっていましたね。。。

その6年の間に、換気扇は油にまみれ、排気がうまく行かず、油を含んだ空気は、リビングの天井や壁をベタベタにし、そこにホコリが付き、汚していきます。
6年間の汚れを、短時間で落とす為には、強アルカリの洗剤で洗ったり、こすったりと、手間も時間もかかります。
そして、対象物も擦られたり、洗剤に漬けられたりして、傷ついて行くのですね。

でも、日頃のマメなお手入れで、「汚れない様に」していたら、大掃除もそれほど時間がかからない。
お掃除で、お掃除場所そのものを痛める事も少なく、長持ちします。

購入したまま、汚れ放題に暮らしていては、ローンが完済する頃には、家はボロボロかもしれません。
今は、便利な素材があれこれあって、「汚れが付きにくい」「汚れが落としやすい」物も沢山あるのですが、「汚れが絶対付かない」ものは、無いのです。

気に入ったお部屋で、快適に、健康的に暮らして行く為に、お掃除は必要な事。
良く「汚れで死んだ人はいない」なんて、お年寄りがいいますが、エアコン内のカビを放置し、使い続け肺炎になり、命にかかわる状態になった、なんて事も、あるのです。
汚れの種類も、汚れに含まれる病原菌?の種類も、昔と同じではないし、昔の箒掛け、水拭きだけでお掃除が済む時代ではないのですね。

にほんブログ村 住まいブログ ハウスクリーニングへ
にほんブログ村