エアコンクリーニングに伺った後、必ずと言って良いほど、質問される事があります。
「どうしたら綺麗を継続出来ますか?」
せっかく、時間と料金を使って、内部まで綺麗にしたんですもん、もうカビだらけの風は、浴びたくないですよね。
エアコンをカビから守るのは、換気!
エアコンに憎きカビを発生させるのは、何より湿気!!
エアコンが作りだした冷えた空気が、暑い室内の空気に触れる事で、エアコン内部に結露が発生します。
冷たいビールが入ったジョッキに、沢山の水滴が付きますよね?
あれと、同じです。
温度差で、結露が発生し、エアコン内部は、かなりの湿度が!
一説によると、90%近くあるらしいですよ!?
そんなエアコンを湿気から守るには、何より「お部屋の換気」!
外出から帰って来たら、「あ~暑い、暑い!」とばかりに、エアコンのリモコンを「ピッ!」としていませんか?
無理もないですよね。
今年の日本は、本当に暑いですから。。
エアコンからの涼しい風を思い描いて、外から帰ってきて、あ~早くあの風浴びたい!って。
思いますもんね♪
でも、そこで、待った!!
もし可能なら、そのまま玄関を少し開けて、エアコンのあるお部屋の窓も開けましょう!
防犯上、玄関ドアを開けておくのが難しかったら、キッチンの換気扇を回してください。
どこかに風が抜ける事が出来れば、風は入って来ます。
1ヵ所開けただけでは、中々風が入ってきてくれないのです。
我慢して、15分! いや、10分でも良いです。
お部屋の湿気を帯びた空気が一掃されるまで、換気を続けてくださいね。
それから、エアコンのリモコンを、「ピッ!」
「内部クリーン」機能を使ってカビ予防!
「内部クリーン」以外にも、エアコンメーカーにより、「エアコンクリーン」「エアコン乾燥」「プラズマクリーン」「内部清浄運転」などの名前がついている場合もあります。
↓これは、ダイキン製エアコンのリモコン。
真ん中辺りに、「内部クリーン」ボタンがあります。
このボタンを2秒押す事で、内部クリーン運転が始まります。
内部クリーンの種類は自動と手動とあります。
自動の場合は、冷房を切った後すぐに内部クリーン運転に切り替わり、設定を変えない限り、毎運転後に作動します。
手動で作動させる必要がある場合は、このリモコンの内部クリーンボタンを押します。
お使いのメーカー・機種によって異なりますので、エアコンの取扱説明書を確認してみましょう。
取扱説明書が無い、という場合、各メーカーのサポートサービスで、ダウンロードする事が出来ます。
内部クリーンとは、エアコン内部を乾燥させてカビを予防する機能です。
エアコン内部に、すでにこびりついてしまった汚れ・カビを取り除くことはできません。
でも、内部クリーン機能の効果的な使い方を知る事で、エアコンクリーニングで綺麗にしたエアコンに、再びカビが発生する事を防ぐ事が出来るのです。
①内部クリーンは「部屋に人がいない状態」で使う。
内部クリーンの自動運転を解除し、夜間やお出かけ中に運転をスタートさせることがポイントです。
その上、内部クリーンは自動的に運転が終了します。
②エアコンのオフタイマー機能を使いたい時は、内部クリーンの自動運転を解除しておきましょう。
そうしないと、おやすみ中にオフタイマーでエアコンが切れた後、自動で内部クリーン運転が始まり、その事で、反対にお部屋の温度が上昇する事になってしまいます。
③内部クリーン運転は、常に手動で使いませんか?
お出掛けになる前に、内部クリーン運転をON。帰宅したら、まず換気。
それから、冷房運転。
エアコンを使わない季節でも、月に1度は内部クリーンをしましょう。
送風運転で、内部を乾燥!
これは、設定されているメーカー、無いメーカーがあるのですが、ダイキンエアコンですと、運転切替で、「送風」というものがあります。
まぁ、扇風機と同じですが、ファンを回して風を送り出す事で、エアコンの内部を乾燥させる事が出来ます。
エアコン使用後、送風機能があれば、30分程運転しておくと、大分違うようです。
注意!オフシーズンの使い方
冬の暖房もエアコンで、という方が増えて来ました。
ストーブや、ヒーターも良いけど、物が増える、置き場所が無い等々。
一方、やはり夏はエアコン、冬はストーブやヒーターじゃないと、室内が乾燥してしまってイヤ、という方もいらっしゃいます。
そんな時に注意していただきたいのが、ストーブや加湿器の置き場所。
実は、石油ストーブからは、大量の水蒸気が発生しています。
その為、ちょうど空いているからと、エアコンの真下などに置いてしまうと、ストーブから発生した水蒸気が、全部エアコン内部に入ってしまい、暖かい室内の空気と共に、カビが発生する事となってしまいます。
ストーブ、加湿器を使う時は、エアコンから離れた場所に置いてくださいね。
まとめ
○換気
○内部クリーン機能
○送風
○冬の暖房器具の置き場所に注意
せっかく綺麗にしたエアコンです。次の夏も、快適に使いたいですよね!
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