月に1度の定期清掃に伺う様になって、11年のお付き合いになるお客様が、いらっしゃいます。
今日も、訪問しましたら、先月元気だったコと、もう1匹急に、虹の橋を渡ったとの事でした。
この夏も、越してくれると思っていたんですけどね。。。
寂しいです。
初めてお電話をいただいた時、「猫がとにかく沢山います」と「網戸は猫が破いたので、無いです」
「前にお掃除に来ていた業者さんは、アレルギーになってしまって、来なくなった」などと伺って、正直ビビっていました。
TVで見る、ペットの多頭飼育の凄まじい室内を想像していたので。
うちで、出来るかな・・・
でも「とにかく見に来てください」「お願いしますよ」と何度もおっしゃられ・・・
初めて伺った時は、さすがにその数の多さにビックリしましたけど、思ったほど汚れてはいなかったのです。
その筈です、奥様は、私達と話しをしながらも、猫のクッションにコロコロを掛けたり、ペットシーツを取り替えたり、ソファに掛けているタオルを取り替えたり、床をドライタイプのシートで拭いたり、ひっきりなしに、なさっていました。
ちょっとサボると、大変になるから、とおっしゃっていましたね。
その話の間も、猫達は、走り回ったり、爪を研いだり、棚に駆けあがったりしていました。
お掃除の内容は、サンルームの胸高の引違い窓2ワクと、角のフィックス窓、サンルームとリビングの間の掃き出し窓2ワク、トイレ(人間用)3ヵ所でした。
入ると、押し返される位の排せつ物の匂いで、あれだけ奥様がお掃除なさって、猫用トイレもキレイにしているのに、消えないんですねぇ。
見慣れない人間に驚いた猫達は、奥のお部屋に隠れてしまったので、作業には邪魔では無かったですね。
だけど、毎月通ううちに、段々慣れてきて、バケツにくんだ水を飲もうとしたり、手を入れていたずらしたり、道具にじゃれたりするようになりました。
トラちゃんは、病気でガリガリに痩せてしまったけど、食欲はあって、ガサガサの声で、ご飯~と鳴いていました。
正確な数字は判らないけどと、、でも20匹以上いると思う、と奥様。
それでも、11年の内には、少しずつ消えていってしまって、窓もあまり汚れなくなり、範囲を広げて、猫部屋だけでなく、掃除機掛けや、室内扉のガラス磨きなどをやるようになりました。
猫達も私達に慣れ、すぐそばに来て抱かれたり、話しかけて来たり(通じないんですけども)。
なんだかんだ、今は5匹位になったんでしょうか。
今日は、今まで引きこもりで、あまりお目にかかる事のなかった、たろちゃんと、私達が伺う様になった頃、この家にやって来たチェリー。
チェリーは、まだ遊びたい盛りの、子猫から少年猫になったばかりの頃でした。
今じゃすっかり貫禄ついて、一緒におじい猫、おばあ猫を沢山看送りました。
1つのお宅に、11年もお伺いしていて、この間その話を奥様としていたら、「そんなになるのね~年とるはずだわ」と、一緒に大笑いしました。