お部屋のフローリングが、ツルツル、ピカピカだと、清潔感があって気分も明るくなりますね。
お掃除を怠けていると・・・いつの間にか、ザラザラ、ベタベタ。。。
汚れをそのままにしていると、汚れが床を傷つけ、目に見えないような細かい傷に、更に汚れが入り込み、なんだかくすんだ床になってしまいます。


ワックスを掛けた方が良い理由

ワックスは、床を保護するコーティング剤のこと。
ワックスを使うと、床の保護が出来、艶を出したり、傷や汚れを防ぎ、すべり止めの効果もあります。ペットを飼っていらっしゃる方は、ペット用に開発された、滑りにくく、でも人が歩きやすい程度の滑りにくさに抑え、引っかきキズに強い保護力、抗菌効果のあるものが開発されています。

ワックスは、フローリング床だけでなく、CF(クッションフロア)の床などにも、掛けておいた方が良いようですよ。
CFは、トイレの床、キッチンの床などに使われていますが、ワックスを掛けておくと、ホコリなどのお掃除をする時に、とても取りやすいです。

ワックスの種類

ワックスには、シート状になっていて、お掃除ワイパーと同じに使えるタイプと、スプレータイプは、ワックスが剥がれてしまった所などに、メンテナンスの意味で掛けられます。種類が多いのが、液体タイプでしょうか。

液体タイプのワックスも、各社それぞれ特徴があるようですが、取扱しやすさ、耐久性、ツヤの度合いなどによって、選ばれると良いと思います。

また、分譲マンションなどの場合、設備関係の取扱説明書などに、推奨ワックスが出ていたりしますので、確認して、なるべく推奨されているものを、使いましょう。

フローリングワックスを塗る準備

私達がワックスを掛ける時は、賃貸物件や売却物件の、退去した後、お荷物の無い状態で掛ける事が多いのですが、一般のご家庭でワックスを塗るとなると、様々な準備や、養生が必要になります。

1.塗る範囲を決める

何部屋もある場合、一度に全部を掛けるのは、無理だと思いますので、部屋毎、水回りなどと分けて掛けて行き、最後に廊下を塗って仕上げるという感じ。

2.掃除機を掛けて、ホコリ、ゴミを除去する。

3.ワックスが掛かってはいけない場所、巾木、動かせない家具の裾まわりなどに、マスキングテープで養生します。

4.ワックスを掛ける床を、洗う。アルカリ性洗剤ですと、洗剤分が残っていたりすると、ワックスがうまく乗らないので、中性洗剤(食器用洗剤や、住宅用洗剤で、「液性」を確認して購入)を使った方が良いです。バケツの水に洗剤を溶かし、その液を雑巾や、スポンジに付けて洗います。
フローリングの目地は、歯ブラシ等ブラシ類を使って洗うと、スッキリしますよ。

5.洗剤分が残らないように、良く拭き取る。バケツに水を用意して、雑巾をすすぎながら、洗剤を拭き取ります。拭き取ったら、もう一度、全体を水拭きします。

6.床を乾燥させる。

いよいよワックスを塗ります!

部屋の入口に立って、部屋の奥!そして、隅から塗ります。

隅に、少しワックスを垂らしたら、モップを良くなじませて、お部屋の周辺をグルッと塗ります。

枠取りですね。

その後、また最初の場所に戻って、たっぷりワックスを垂らし、そこから塗って行きます。

最初、フローリングの板の目に逆らって、左隅から右隅、または右隅から左隅まで、幅1mくらいで塗り、次に、同じ所を、左からでも、右からでも良いのですが、フローリングの板の目に沿って塗って行きます。

こうする事で、カスレや、ムラがあまり無くなります。

これを繰り返す事で、部屋の入口へと、下がって行き、最後部屋の入口で終わります。

もし、部屋とキッチンや廊下などのフローリングが続いていたら、ドアを境に区切るか、一気に塗るか(笑)それは、塗る方次第ですが~

無理しない方が、失敗は少ないです。(経験者は語る)

フローリング塗布後

フローリングを塗った後は、出来れば一晩はそのまま乾燥させた方が、硬化するので、特に重い家具を戻す場合は、すぐでは無い方が良いです。

しっかり乾燥した後、周辺の養生を剥がします。

フローリングを塗った床は、お手入れが簡単。

フローリングワイパーで、簡単にホコリも取れ、液体をこぼしても、すぐ拭けば、浸み込む事もないので、ペットの粗相などにも、良いですね。

一般家庭で使うワックスの耐用年数は、半年くらいと言われています。

これは、使用するワックスにもよりますので、お買い上げになる前に、その辺も確認しておきましょう。
少し、ワックスの艶が無くなってきたな、と思ったら、同じ様に、重ね塗りする事が出来ますが、透明な食品用ラップも、何枚も何十枚も重ねると、白く見えてくるように、一見透明のワックスも、何度も重ねて塗るうちに、くすんだようになってきます。
そうしたら、一度今まで塗って来たワックスを剥がして、新たに塗り直す事が必要になります。

にほんブログ村 住まいブログ ハウスクリーニングへ
にほんブログ村